こんにちは。PMP Masterです。
PMP試験対策ブログ更新していきます。
前日、PMI職務規定の記事について、「とても役に立つ!!」とのコメントをいただきました。
そのようなコメントを読みますと、ブログを更新してよかったと思います。
記事を書いていて大変嬉しく思います。
さて、PMP試験対策ブログでのPMI倫理職務規定ですが、今回で3回目です。
”PMP試験におけるPMI職務規定に関するPMP試験問題”のポイントについて触れたいと思います。どのようなPMIが問題を出題して生きているかを考えながら解説したいと思います。
<これまでのPMI倫理職務規定に関するPMP試験問題の記事>
PMP試験・PMI倫理職務規定の問題について(1)
➡️PMP試験 PMI倫理職務規定に関する問題傾向 - PMP試験対策ブログ
PMP試験・PMI倫理職務規定の問題について(2)
➡️PMP試験 PMI倫理職務規定に関する問題傾向 その2 - PMP試験対策ブログ
前回のPMP試験対策ブログでも記載させていただきましたが、
PMI職務規定に関するPMP試験問題は、2種類のパターンが出題されてきております。
具体的には以下の2パターン。
- PMI職務規定についてダイレクトに質問するタイプの問題
- 49のプロセスのどこか(調達マネジメント、組織・チームに対しての行動等)のプロセスに関連するPMI職務規定をPMが順守しているかを問うタイプの問題
現在は、ほとんど2のタイプの問題が出題されています。PMBOKの広い範囲を175題(25題はダミー問題のため)で網羅しないといけないので、PMI倫理職務規定のみを問う問題は現象傾向にありますね。
問題の例を取り上げ解説したいと思います。
以下、問題です。
問題5)
あなたは、ある家電メーカーの海外工場における生産管理システムのプロジェクトのプロジェクト・マネジャー(PM)です。新工場における新システムの本格稼動に際して、新メンバーの採用計画を立てている時に、海外現地のメンバーから、親戚に優秀なエンジニアがいるので採用してほしいとの申し出があった。
PMであるあなたが取るべき態度は次のうちどれか。
1. 現地メンバーのプロジェクト適格性に問題があるため、そのメンバーを交代させる
2. 現地のメンバーに対して、親族を採用することはルール上好ましくないと伝える
3. 採用の候補者として、書類審査、面談の手続きについて説明する
4. その場では回答を保留しなんのアクションも起こさない
【正解】 3
倫理・職務規定(PMI)の3.2 尊重:理想基準としては、グローバルなプロジェクトマネジメント・コミュニティに所属する実務者は、託された人的資源であるメンバーへの敬意と、その環境における相互協力や信頼を得る努力について奨励されています。
国によっては親族の採用についての慣習は各国様々です。
本人に、その国における親族の採用に関する慣例について確認し、特に違法性や内規違反がなく、面談や虚偽の無い履歴書、人事試験などを通して適格な人物であることが確認できれば、親族の採用自体に何の問題もありません。ここら辺は自国のルールにしばられるのではなく、現地の風習を尊重し、適切な採用プロセスを踏んだうえで申し分がなければ採用しても問題がないということになります。
したがってこの設問に対して最も適切な回答は、3. となります。
【合格のポイント】 不正や不公正がないかぎり、関係者の親族の採用に関しても規定に基づき面談手続きをすすめる 。
問題6)
あなたは、あるソフトウエア・メーカーのアジア拠点の責任者として今月着任し、新製品開発のプロジェクトに着手した。中心となるプロジェクト・メンバーは30名ほどである。あなたと、現場リーダー社員を除くと、すべて現地の最高レベルの大学から採用したエンジニアである。難度の高い開発に抵抗を示すことはないものの、高学歴採用のプライドからから、言われたこと以外の機能を勝手に追加、本人の興味が無いことは実行しない、注意するとその場しのぎの対応に終始する、対応したはずのエラーが再発する、などの問題に気がついた。このままでは品質の安定した製品の市場供給が危うい事態となってしまう。
あなたが取るべき態度として最も望ましいものは次のうちどれか。
1. 自社の基準と手法についての具体的な取組み方を徹底的に現地社員に教育し、社内試験に合格するまで給与を減額する
2. 社員が侮辱されたと感じることの無いように、あなたが課題と認識している点を共有し、解決の取組みを共に考えてゆく
3. 採用したメンバーを速やかに技術職から外し待機社員の扱いとするとともに、単価の安い中クラスのエンジニアに入れ替える
4. エラーを再発した社員は会議の席で叱責し、反省を促すとともに、品質と生産性の高いアウトプットを出す社員を表彰する
【正解】 2
選択肢 1. 一方的にあなたの国の基準や手法の押し付けたり、試験不合格で減給などの高圧的な手法は、現地のメンバーから強い反発を受けます。 3. 待機社員としても根本的な解決とはなりません。PMは根本解決が求められます。4.他メンバーの面前での叱責あるいは露骨な差別化は侮辱と感じる場合が多く、海外に限らずどんな場合でも不適切です。
グローバル・プロジェクトでは、宗教も異なれば、生活習慣も違う様々な国からメンバーが参加するため、以下のような配慮が求められます。
出身国の慣習や規範についての知識を深め、メンバーを侮辱するような行動を取らないこと ・メンバーの意見をよく聞き、理解しようと努めること ・衝突や意見の相違がある相手とも直接話しあう努力をすること 設問は、潜在能力の高い現地採用の社員をいかにして早期に戦力化していくか、というテーマです。衝突を避け問題を曖昧にするのではなく、相手の意見もよく聞き、こちらの要求レベルを正しく伝える必要があります。問題解決のワークショップを通じて、真の原因を分析し、お互いに課題を共有することで、根本的な解決につながります。
したがって、設問に対して最も適切な回答は、2. となります。
【合格のポイント】 現地メンバーに対しては、威圧的な叱責や懲罰の前に、慣習や規範を理解しようと努め、意見を良く聞いて問題の本質を突き止め、課題解決につなげる
今後もPMP試験合格へ向けて、有効な情報を記事にしていきます。
よろしくお願いいたします(^O^)
今後ともご愛読よろしくお願いいたします。PMP試験対策関連、PMP試験申し込みについて、疑問などがございましたら、お気軽のお問い合わせください。
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<倫理規定問題ー復習用>
その1
PMP試験対策ブログ PMI倫理職務規定に関する問題 - PMP試験対策ブログ
その2
PMP試験対策ブログ PMI倫理職務規定に関する問題 その2 - PMP試験対策ブログ
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