PMP試験対策ブログ リスク対応策の実行とリスクマネジメントの監視・コントロールの違い

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さて、今回は、リスクマネジメントプロセスについてのお話です。

 

ご質問者

リスク対応策の実行とリスクマネジメントの監視・コントロールの違いが良くわかりません

 

 

リスクマネジメントもPMBOKガイド・PMP試験では、

非常に重要視されています。

 

今回の議題は、リスク対応策の実施とリスクマネジメントの監視・コントロールの違いについてです。この二つは、まあ、別物ですが、密接に関係しているので、セットで動いていると思ってください。

 

一つ一つ見ていきたいと思います。

 

PMP試験でも頻出のエリア)リスクマネジメントの基本ですが・・・以下の順で実施して、プロジェクト期間中常に繰り返されるプロセスです↓

  1. リスクマネジメント計画書の作成
  2. リスクの特定(ステークホルダーを巻き込んで実施しましょう!)
  3. リスクの定性分析(リスクの優先順位付け)
  4. リスクの定量分析(必ずする必要はない)
  5. リスク対応計画の策定
  6. リスク対応策の有効性の検証(リスク監査)
  7. 新たなリスクの特定(監視・コントロールプロセスで実施)

上記の1を作成して、その後は2~6の繰り返しとなります。

 

リスク対応策の実行

リスクに火がついてしまった際は、(あらかじめ合意済みの)リスク対応計画を実行に移します。ただ実行するだけです!

この対応策は基本は事前にリスク対応計画を作成して、プロジェクトマネジメント計画書に組み込んでおくことになります。当然リスク登録簿にも記載されている事項となります。

 

リスクの監視・コントロール

 プロジェクト期間中、監視・コントロールプロセスで常に行われます。

このプロセスでは、以下の通りいくつか行われることがあります。

 

1.新しいリスクの特定

リスクは一度特定したら完了というわけではありません。一度リスクを特定しても、プロジェクトの進行中、ベースラインが変更になったりと、条件に変更があった際などは、新たにリスクの特定をするべきです。新たなリスク特定は”リスクの監視・コントロール”で行われます。

 

2・予備設定分析

プロジェクト予算作成時に組み込んだ”コンティンジェンシー予備費”が、現状のリスクに見合うかどうか評価しなおします。予想していたリスクが解消されていれば、その分コンティンジェンシー予備費からはその分の費用を減らすことも必要です。(PMPは予算をガメるようなことは致しません。)

 

3.リスクの監査

実施したリスク対応策が有効であったかどうか、評価をする必要があります。この評価の基準も、計画時に作成したリスクマネジメント計画書に従って実施されます。

 

 

★まとめ★

リスク対応策の実施とリスクの監視・コントロールですが、特にリスクの監視の部分では、持ちつ持たれつの関係になります。

 

単独で行われるものではない部分に注意しておきたいと思います。

また、リスクの監視・コントロールですが、予備設定分析の再評価は、やはり最初の計画と現状の比較をしていることになります。

 

リスクマネジメントのプロセスにおいても、

 

PMBOKガイドのプロジェクトマネジメントの基本ですが、

 

計画と実測のGapを分析して、計画通り進行するように調整していく

 

という観点は変わりません。

 

今回ご質問いただきました点は、非常に良いポイントだったので、ブログにて共有させていただきます。

 

こうした考え方は、2020年の7月(2021から開始される)から新しいExam Content Outlineでも変わらず大切です。

 

2020年7月からのPMP試験問題改訂の記事はこちら↓

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PMP試験対策ブログが、皆さんのPMP試験合格にお役に立てれば幸いです。

 

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