こんにちは。PMP Masterです。
PMP試験対策ブログ更新していきます。
前回の品質マネジメントに関します記事はこちらです↓
<管理図について>
↑PMP試験対策として、PMP試験問題(仮想)を例に挙げて解説しています。
ご参考になれば幸いです。
<品質マネジメント QC7つ道具>
↑QC7つ道具は、資料としてダウンロードできます。PMP試験対策講座の中でも使用するスライドの一つです。ご参考までに。
さて、今回も品質マネジメントについて取り上げていきます。PMP試験対策としては、PMP試験問題に出題されやすい事項を優先していきたいと思います。
本日は、「~サンプリング」についてまとめていきます。
PMP試験問題で問われることがある「~」サンプリングの違いについて
ちょっと知識問題のような感じですが、まだまだPMP試験問題で問われることがあると思います。1題は出題されるのではないでしょうか。
計数サンプリング・計量サンプリング・統計サンプリングの違いです。実際にプロジェクトマネジメントをする際に、この違いはしっかりと認識して品質まねじマネジメントを実施した方が間違いないです!
PMP試験問題(例題)
あなたの務めるPC部品製造販売会社は、最近ワイヤレスイヤホンのアップグレードパーツを開発した。その会社の監査部門長は、出荷前のサンプリング検査で、品質に応じたグレードで分類している。
部品の精度はSランク、A+ランク、Aランクは出荷承認、Bランクは修正が必要であり、是正措置を再確認してから集荷可能と規定している。また、Cランクについては、製造工程への差し戻しによる再調整、Dは、出荷不可とした。
上記のようなサンプリング方法は、次のうちのどのサンプリングに該当するか。
1. 統計サンプリング
2. 計量サンプリング
3. 計数サンプリング
4. 種別サンプリング
さて、正解は・・・
正解は、2番です。
<解説>
計量サンプリングとは、”連続したある尺度”を用いて測定した結果の等級付け”をいいます。サンプリング対象製品が、品質基準を満たしているかを示すために行われるサンプリングが計量サンプリングです。
今回のように、製品の品質に応じて、S、A+、A、B、C、Dという等級付けを行うのが、計量サンプリングです。それゆえ、正解は2です。
これらの品質特性に関する平均値を事前の基準値と比較することによって、製品の品質の評価を行っております。
PMP試験対策では、正解ではない部分にもフォーカスを当てています。おそらく過去のPMP試験問題としては、計量サンプリング以外の全てのサンプリングが問題としてとりあげられていますよね。
PMP試験合格を確実にするために、すべて理解した上で正誤の判断を出来るようになる必要があります。
計数サンプリングは”サンプル中の不良品の数、または欠点数を合否判定の基準とする検査方式”です。計数サンプリングでは、シンプルに合格・不合格といった白黒つけた数をカウントします。
統計的サンプリングは、"検査の為に母集団の一部を選定する手法"です。システム監査ではよく使用されます。この統計的手法を用いた場合、検定に必要なサンプルサイズは、母集団に対する許容誤差と信頼レベルによって事前に設定することができます。(事前に設定することが必要です。でないと信頼性のある統計結果とは言えません)
統計的サンプリングでサンプリングした試験結果については、対象となる母集団からは、無作為にサンプルを抽出しなければなりません。ランダム抽出をする必要があり、恣意的に選んではいけませんよ( ;∀;)
選択肢4の種別サンプリングという表現は、PMBOKガイドでは取り上げられていません。
もしかすると、世の中には種別サンプリングという手法もあるとは思いますが、設問に合うサンプリング方法とは言えませんよね。
PMP Masterの独り言
統計サンプリングについては、検査対象のとなる母集団から一部を抽出して、製品の品質を統計的な視線で評価するサンプリング方法です。医薬品の開発の監査の場合、何百人、何千人と被験者が参加しているリン用試験場合、この統計的サンプリングがもちいられることは少なくありません。全部見ることが合理的でない場合に、採用されるサンプリング手法です。
PMP試験問題では、単純な知識問題・人名問題などは、ほとんど消失しており、出題されることはなくなりました。最近の傾向では、ツールと技法関しては、まだまだ数題出題されているようです。
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